顔合わせ

顔合わせしないは非常識?顔合わせするしないを決める上で考慮するポイント

結婚を考えるカップルにとって、両家顔合わせを「する」か「しない」かは悩むポイントです。多くのカップルが顔合わせを行っている一方、忙しさやそれぞれの家庭事情によって、顔合わせの機会を設けないケースもあります。しかし、顔合わせをしないことが「非常識」にあたるのかは、時代や地域、家族の価値観にも影響される部分が大きいものです。

そこで今回は、顔合わせをするかしないかを決める際に考慮しておきたいポイントについてご紹介します。

両家顔合わせをしない割合

両家顔合わせをしない割合については、最新の「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、顔合わせを行わなかったカップルは6.8%に達しています。一方で、85%以上のカップルが顔合わせを実施しているため、顔合わせをしないカップルは「少数派」と言えるでしょう。

ただし、顔合わせを行わないことが必ずしも問題ではありません。現在はカップルの価値観や結婚の形が多様化しているため、双方の意向や家族の事情を考慮しながら、両家にとってベストな選択をすることが大切です。

顔合わせをしなかったカップルの主な理由

  • 両家が遠方に住んでおり、さらに両親が多忙で日程調整が難しい。
  • マタニティ婚などの状況で、片方の親が反対しているため顔合わせが叶わない。
  • 両親が高齢や病気で入院中など、外出が難しい状況である。
  • 離婚や別居によって両親が揃わない、あるいは親子関係がぎくしゃくしている。
  • 既に同棲しているため、改めて顔合わせが必要と感じていない。
  • 両家の両親も結納や顔合わせにこだわっておらず、カップル自身も希望していない。

本来、結婚前に顔合わせの場を設けるのが望ましいですが、病気や親の反対などの特別な事情がある場合は、両家の親と相談してタイミングを見計らうと良いでしょう。
両家が納得の上であれば、「顔合わせなし」の選択も可能です。

顔合わせをしない場合の代替え案


顔合わせが難しい場合は、食事会という形式に固執せず、両家の事情に合った親睦の方法を検討してみましょう。それぞれの気持ちに配慮し、全員が納得できる手段を見つけることが大切です。

ビデオ通話で両親を紹介


結婚前の顔合わせの代替案として、「ビデオ通話」という方法があります。ビデオ通話を使えば、両家の両親がそれぞれ自宅から気軽に参加できるので、遠方に住んでいる場合でも顔合わせがしやすくなります。LINEやZoomなどのオンラインツールが充実している今、参加のハードルは低く、便利な選択肢と言えるでしょう。距離の問題で顔合わせが難しい時には、ビデオ通話を活用するのもひとつの方法です。

挙式後の食事会


結婚前に顔合わせが難しい場合でも、挙式後に食事会を開いて両家を紹介し合うことが可能です。挙式の後は両家のスケジュールを調整しやすく、神前式後やお色直しのタイミングで、親睦を深める食事会を設けるのがよいでしょう。これなら、結婚式とあわせて自然な形で両家の対面が実現します。

旅行を兼ねて相手の親に会う

旅行を計画して、相手の地元を訪れることで顔合わせを行うのも一つの手段です。観光を楽しみながら顔合わせの時間を組み込むことで、「顔合わせのためだけに遠方に行く」という負担を軽減できます。旅行というリラックスした環境であれば、両家の親睦も自然と深まり、心理的なハードルを下げることができるでしょう。

お祝いのメッセージや手紙を送る


直接会うことが難しい場合でも、両家の親にお祝いのメッセージや手紙を送ることで気持ちを伝えることができます。温かい言葉を添えた手紙やカードは、直接会えなくても心のこもった挨拶となり、お互いの親への思いやりを感じてもらう良い方法です。

お互いの家を訪問し合う

両家の親がそれぞれの家庭を訪問し合うことで、親睦を深めることができます。お互いの家庭環境や雰囲気を知ることで、自然と親近感が芽生え、今後の家族としての関係がスムーズに進むきっかけにもなるでしょう。

顔合わせをしない場合の注意点


大切なのは、ふたりと両家がそれぞれ納得し、共通の理解を持つことです。単に「婚約食事会はやりません」と一方的に決めるのではなく、本来は会いたかったという気持ちを丁寧に伝えることが重要です。たとえば、「本当はみんなで集まりたかったのですが、今回は見送らせていただきます。環境が整った際には、ぜひお会いしましょう」と伝えることで、相手への配慮が感じられるでしょう。また、「中止」ではなく「先延ばし」にするという考え方の方が、希望があり、前向きな印象を与えます。

一方的な報告を避ける

顔合わせをするかどうかを決める際には、両家の意向を確認することが重要です。一方的にどちらかの両親が不要だと伝えるのは失礼ですので、必ず新郎新婦を介して両家の意向を確認してください。

「先延ばし」を視野に入れる

両家の都合がつかない場合は、顔合わせを中止するのではなく先延ばしにすることを検討しましょう。お互いに顔合わせを希望する意向がある場合、都合がつかないことを理由に結婚を進めるのは好ましくありません。両家の親の仕事や家庭の事情を確認し、できるだけスケジュールを調整しましょう。

まとめ


両家の顔合わせは、お互いの家族をつなげ、これからの結びつきを深める貴重な場です。どちらかの家族が顔合わせを望んでいるなら、ぜひ結婚前に設けることを検討しましょう。

ただし、最近では顔合わせを行わない選択をするカップルも増えています。両親の体調やスケジュール、あるいは他の特別な事情で顔合わせが難しい場合もあるでしょう。そのようなときには、両家でよく話し合い、両親の意見を尊重しながら、最もふたりらしい結婚準備の進め方を見つけてくださいね。

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